+ 岐阜県 大垣市 空間建築工房 Kuhcan イタリアン カントリーハウス +

採用情報


2009年 ひろびろリビングキッチン リノベーション


住まいのにんげんこぼれ話 ひろびろリビングキッチン

 あるキッチンのショールームで、「私も家の相談をしたいんやけど…。」と声をかけられたのがこの施主様との出会いでした。 ほかのお客様をご案内している最中だったのでショールームレディを紹介してその場を離れたのですが、 帰り際、「やはりあの人に相談したい」といって私を家に呼んでくださいました。
 ショールームでそんなふうに見初めて!?いただくことはあまりないので、かなりウキウキしながらお宅にお邪魔しました。 とても素敵な和風のお庭と旧くて美しい飴色の廊下のある大きなお家でした。格式のあるつくりなので、台所は北側にありました。 普段の生活の大半を過ごす部屋の、狭さと暗さを解消するため2部屋をつなげて大きなリビングキッチンにすることがご希望でした。
 部屋をつなげるなら大きく解体することをご提案しました。バリアフリー(段差の解消)ではじめから1部屋だったように見せることもできますし、 大掛かりに剥がすと見えない家の傷みが露出しメンテナンスができるからです。
 今回は、家が少しひずんでいたので柱を立て起こして修復し、雨漏りをしていた屋根の漆喰をつめなおし、 一部の瓦を入れ替え、壁と床には断熱材を入れて部屋の保温をしました。 「洗面所のお湯が出ないから、ついでに調べてね」と言われ水道管をあらわにしてみると、水道管は極度に錆びて割り箸一本が刺さらないくらいに腐食してしまっていました。 あともう少しで水道管がやぶれて水漏れしかねない状態でしたので、わかってよかったと施主様にはとても喜ばれました。

 そんなこんなでお付き合いして2年後には介護のためにトイレを改修しました。 改修後すぐ、98歳のおばあ様は残念な事に他界されましたが、自動で開くトイレとピンクの壁に最後の冬の寒さと介護の苦労が少しでも緩んだとのことで、 やれてよかったねとお施主様と話しています。70代のお母さまが壁にラメやスパンコールを選ばれたのも、なんだかとても空間建築工房っぼくて素敵な仕上がりになったと思います。



キッチンとピアノ室、2部屋をつなげてつくった ひろびろリビングキッチン

オーク無垢板の床材に、北欧カラーのキッチンとカーテンをコーディネイト。お家のメンテナンスを兼ねて、壁・天井・床をすべて剥がして改修しました。
ラメの入ったクロスに天井は珪藻土。私たちの使う珪藻土は、棚も天然素材なのでボンドの入ったものに比べて吸湿や吸臭は最高です。ひびが入りやすいので、いつも目立ちにくい天井に塗っています。

こだわりリフォーム キッチンルームができるまで


介護のために、トイレをフォールディングドアにして楽に扉を開けられるようにしました。開き戸のために一歩下がるということも辛かったお婆さまが、自動で開く便器のふたをみて「あら、トイレがいらっしゃいって言っているわ」と喜ばれたそうです。

「わたしが使いやすいキッチン」の施主様とは、実の姉妹。それぞれの家で充実した毎日をお過ごしです。クーカンとの出会いはお姉さまが最初でした。

 この家は、築60年近いかね。床がペコペコしていたんでリフォームしようと思って、 キッチンも変えたかったので、ショールームへ娘と一緒に見に行きました。そのときに 見かけたのが吉田さん。よそのお客さんを連れて来ていたらしいんやけど、テキパ キしていて何だか感じよさそうなの。わが家もぜひあの人に世話してほしいと思っ て、いきなりお願いしてみてね…。それからのおつきあいになるんですよ。

 あんまりお姉ちゃんたちが「クーカン、クーカン」って言うから、私の家も見て もらいたいなと思ったわけね。早く紹介してよーって (笑)。

 ウチのリフォームをする前に、まずピアノをどかして (移動して) 欲しくてね。 そうお願いしたら、平塚家具社長がすぐにやって来てヒョイヒョイと (笑)。大工さ んたちも気のいい人ばかりで助かりました。いざ始めてみたらいろいろ問題があって、 家の傾きを直してもらったり、錆びついた水道管を直してくれたりと有難かったで す。当時98歳のおばあちゃんがいて、デイサービスに行っている間にしか工事が出来 ないという制約もあったんだけど…。一番うれしかったのは、おばあちゃんの一言やね。
工事のことは無関心かと思っていたのに、床を直したら「いいもんやなあ」としみ じみ言ってくれて…。

――キッチンの色やカーテン、壁紙は施主様が直感で決められたとか・・・。

 そうね。私はこれがいい!と思ったら、即決。娘より案外、決断力あるから(笑)。 あんまり味気ないのも、何だかつまらないでしょ。キッチンの色も明るくて良かったし、 光の加減で色の具合が違ってみえる壁紙も気に入ってるよ。遠方に住む息子も「良 くなった、良くなった」と喜んでくれました。ちなみに娘は天井の珪藻土の塗り方 にこだわってました。乱流っていうの?塗りあとが見える感じに仕上げてもらって。
やっぱり味があって、いい感じになったんじゃない?


このページのTOPに戻る▲
<前に戻る   





HOME施工例わたしにちょうどいい住宅構造・仕様建築スケジュールCONCEPT建築スタイルおすすめプラン
スタッフ紹介ショールーム会社概要採用情報お問い合わせ・資料請求


岐阜県 岐阜市/大垣市/羽島市/瑞穂市/各務原市/本巣市/ 岐南町/笠松町/垂井町/神戸町/輪之内町/
岐阜県 安八町/揖斐川町/大野町/池田町/北方町/山県市/美濃加茂市/関市/関ヶ原町/
愛知県 一宮市/江南市/稲沢市/木曽川町/


空間建築工房 Kuhcan クーカン 〒503-0102 岐阜県大垣市墨俣町墨俣1087番1 クーカンビル2F
TEL 0584-62-7860 FAX 0584-62-7859
定休日:水曜  営業時間 10:00-6:00

Copyright (C) 2009 Kuhcan kenchiku kobo. All rights reserved.

空間建築工房 Kuhcan クーカン 〒503-0102 岐阜県大垣市墨俣町墨俣1087-1 TEL 0584-62-7860 FAX 0584-62-7859定休日:水曜  営業時間 10:00-6:00