わが家を建て始めるまで紆余曲折を経験されたご夫妻。そうとは思えないほど、ご家族は新居にすぅーっと馴染んでいらっしゃいます。
このページは、空間建築工房をよく知るライターの私、羽渕千恵が施主さんの素朴な思いをお聞きするコーナーです。
あなたの思いにそっと結びつく話が見つかりますように・・・。
――空間建築工房との出会いはどうでした?
夫 平塚家具さんの店舗の片隅でやっていらしたころに会ったのが最初です。
人と同じ家は嫌、という思いがあったんです。
妻 親しい方から「クーカンさんが合うんじゃない?」とすすめられて…、運命というか、ご緑ですね。
――建てられる土地のことで大変だったのですね。
妻 そうなんです。問題が発生するたびに私は泣いてました。でもそのたびに吉田良子さんが「何とか考えますから」と。
実際、法務局へ行くときも吉田雅一さんか良子さんが、付き添ってくださり心強かったです。
夫 私が単身赴任で自宅にいつも居られないので、妻や、クーカンさんに任せっぱなしで。私は楽天的だから、何とかなるだろう、と大きく構えてました (笑)。実際、工事が始まったら、岐阜に帰ってくるたびに家がタケノコのようにスクスクと…。
妻 私も子どもたちも、毎日のように工事の様子を見に来ていました。大工さんも電気屋さんも現場の職人さんたちが、いい方ばかりで幸せな気分でした。
――夢がカタチになっていくいい時期ですね。
妻 この前、長男が「将来の夢」と題した作文でこんなことを書いていたんです。「家をつくっているとき、おかあさんがうれしそうにしていたから、僕も人を幸せにできる大工さんになりたいって・・・・。何だかうれしかったですね。
――新居で暮らし始めて、ご家族は変わりました?
妻 長男は寂しがりやで、一人で寝るだろうかと思っていたのですが、案外自分の部屋をエンジョイしているようです。
部屋から星や月を眺めるなんていうことも知ったみたいで。
長女はクローゼットの中身を自分なりに整理整頓して楽しそう。年の近い従兄弟といつも仲良く遊んでいます。
私は何より、ソファに座って、な〜んにもしない時間が好きです。
夫 やっぱり帰ってくるのが楽しみ、かな。日常が楽しいっていうか。
人がこの家に集まったとき、リラックスして楽しそうにしているのを見るのが好きですね。あ、そういえばわが家では妻だけがアレルギー持ちなんですが、珪藻土のの壁がいいのか、今年はラクらしいです。
妻 そうでした!花粉症の季節になっても、いつもよりずっと快適です。夏も窓を開ければかなり涼しいし・・・。
エアコンも良くききますよ。 |