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「糸工場」である浅野撚糸(株)の代表・浅野正巳氏にデザイナー和田了氏を介し初めてお会いした時、社長のあまりの「目ヂカラ」に一瞬ひるんでしまった自分を覚えています。横には会社のタオル「エアーかおる」のロゴイラストにそっくりな真美夫人が、さらさらとおおらかにほほ笑んでおられました。 |
諸外国のゲストをお迎えする大広間は、建具と天井を取り払い畳を替え、御殿のように変身させました。同じ構造物でもちょっとした見せ方でかなり変わります。 |
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床の間と仏間を見た大広間。 床の間には全く手を加えていません。仏間は柱をずらし1m幅広くしました。手前の和室は、天井を抜き建具を取り払い、壁をしろしっくいに。 |
旧大広間。同じ部屋を反対側から撮影しています。薄暗い雰囲気がありました。 |
ガーデンデザインは、末武伸彦氏率いるグリーンラボ作。旧庭で解体した石を組みなおし、積み上げ、滝を作りました。「夢創の滝」と名付けられたつづら折りの小川には、浅野社長が放った金魚が泳いでいます。小さなお客様がそれを追いかけて何時間もこの庭を走っている姿が、社長が望んだ一番美しい景色です。 |
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庭に養老山脈の豊かな伏流水を引いた井戸を掘りました。夢創の滝・洗心の井戸水・振り返りの滝、という名が与えられた3つの水汲み場は、災害時はこの水を地域に提供したいと願う社長の恩返しの場所でもあります。
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滝や小川の水が地面にしみこまないよう防水シートを張り巡らせます。 |
水が上品に流れ落ちるようなスピードも考え、岩を積んでいきます。 |
天井で隠れていた鉄砲梁(てっぽうばり)あらわしの玄関。その曲線を模した壁は漆喰塗りとし、となりの四角い和室と対比してやわらかいイメージで仕上げました。 |
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先代が探し当てた鉄砲梁 | ラウンド壁の中には、制震ダンパーが組み込まれています | リビングキッチンだった今の玄関 |
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全国古民家再生協会が推奨する制震ダンパー。伝統耐震診断のデータをもとに既存 建物の構造耐力を推定し、仮定の地震波の層間変位を規定内に抑えるため装着します。 層間変位を少なくすることで揺れによる壁の亀裂を抑え、地震による倒壊を防ぐものです。 | 日本グッドデザイン賞(2015)を受賞した 古民家耐震パネル型面格子。協会所属の 宮大工の手で丁寧につくられる一品もの。 |
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ガラス張りの企画戦略室。自身の名の描かれた大梁のロマンの下で、大事なことは全部ここで
決めようと思う、と社長。おもてなしの場でありながらインスピレーションの源にもなる場所になりました。面白がったお客様が
時には入ってこられるのも楽しんでおられるそうです。
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井戸の水が純度100%で流れる岩を組み、水盤を作りました。 廊下には、北の水盤と南の庭がどちらも映り込む円形のガラス窓。 今だけでなく過去も未来をも想い反省する場所、として「振り返りの窓」という名がつけられました。(写真左と右上) 玄関の屋根の上には平和の象徴のハトの瓦。(写真右下) |
妻や子供の名前までの墨書がある家は珍しい。「長男・正巳11才」と現社長の名が。 ほこりとカビで少し白くなっていた大梁。墨を消さぬよう慎重に字のまわりを削り、塗装を重ねました。 15mの大梁を目立たせるために、小梁を壁で囲って隠します。「和」は簡潔にするのが美しいからです。 木の梁があると、見上げても見下ろしても楽しいです。昔は子供部屋として生活に使われていた二階ですが、今は大空間の余白として美しく生まれ変わりました。 |
開放的な土間を持つ新玄関。床に墨を流し黒い鉄の階段でもとの雰囲気を伝える。 入口の沓摺石・ヒノキの縁側・さるすべりの落とし掛け、この3点はあえて昔のまま。 Before:昭和な印象の旧玄関。 流木や石など趣向をこらしてあるのですが、自然の曲線が古風にみえていました。 |
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2階の床を取り払い、1階の天井をはがしました。もとは洋風な子供部屋だった場所です。 木の色はくすんでいましたが、手で一本一本やすりをかけたところ、白木に変身しました。 木は、樹種にもよりますが、伐採してから100年〜150年かけて強度が増し、それから200年〜300年かけて緩やかに劣化します。まだこの家の木の寿命は200年以上残っています。 |
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